はじまりは脳梗塞
私は今から数年前の30代後半の時、脳梗塞を発症しました。
有難いことに、3か月の休職期間を経て通常の生活を送ることができています。
その時に自分の「能」に関心を持ちました。
・不摂生が原因で30代後半という若さで脳梗塞となってしまった私の「脳」は
どのような可能性を持っているのか
・今の私が「脳」のためにできることは何なのか
これらを知りたいと思いました。
「脳」を鍛えることでダメージを与えてしまった「脳」に報いたい!
そんな思いでこの良著と出会いました。
凄いぞ、運動
この本を読み進めていくうちに、当初目的であった苦労と大きな負担をかけてしまった自分の脳みそに報いたいという思いに加え、欲が出てきました。
脳みそを鍛える=運動をすることは、私が欲しい全てがかなう可能性があると感じたのです。
裏表紙にはこんなことが書かれています。
- 運動をさせた子どもは成績が上がる
- 運動すると35%も脳の神経成長因子が増える
- 運動することでストレスやうつを抑えられる
- 運動で5歳児のIQと言語能力には大きな差がでる
- 運動する人は癌にかかりにくい
- 運動を週2回以上続ければ認知症になる確率が半分になる
運動に対する期待は否が応でも高まります。
もう、『運動するしかない』
裏表紙を見ただけで、期待は高まります。
他にも魅力的な見出しが並びます。
- 学習
- ストレス
- 不安
- うつ
- 注意欠陥障害
- 依存症
- ホルモンの変化
- 加齢
それぞれ通院したり塾に通ったり、自分に合った処方が必要なケースもあるかと思いますが、
運動できる環境があり、体調が整っているのであれば運動しないなんてもったいない!と思わせてくれます。
各章にはケーススタディが掲載されています。
精神論を振りかざされるとげんなりするのですが、研究に基づいたものだと思うと納得できるのです。
運動は心のお守り
毎日いろいろなことがあります。
生活していくというのは上手くいくことばかりではありません。想定外のことに心がかき乱されたり。
気持ちが乱れる→暴飲暴食で気持ちを保とうとする→太る→着たい服が着られなくなる→自己肯定感が下がる(今ここ)
または、仕事がうまくいかない→先延ばしする→もっとうまくいかなくなる(今ここ)→暴飲暴食→太る→負のループです。
わたしにとってはこれを食い止めることができる心のお守りが『運動』なのです。
今も、負のループに差しかかりつつあります。
仕事もプライベートも何だかパッとしません。
そんな時には迷わずこの本を手に取ります。本来はこんな状態にならないように運動を習慣にした方が良いと思います。
でも、そうはいかないときもあると思うんです。
どうにもならない時や自分の気持ちを立て直したいときにはこの本を手に取って運動をすることにしています。
この本は私に運動する理由を理路整然と説いてくれただけでなく、希望が持てない状況にいる私を優しく支えてくれて、希望を与えてくれるお守りのような存在です。
脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方 | ジョンJ.レイティ, エリック・ヘイガーマン, 野中 香方子 | スポーツ | Kindleストア | Amazon
運動は運を動かす
どなたが使い始めた言葉なんでしょう…。
本当にそう思います。今日も運動できた、自分がやると決めたことを実行できたということが、小さな自信となって、心の支えになるのです。
運動は自分を大切にする行為だと思っています。
運動は自分のためにに行動しているということだから。
色々思うことはあるけれど、運動すれば大丈夫。
さて、そろそろ走りに行こうと思います。
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